東京都目黒区は、過去5年間で待機児童が増え続けています。
目黒区のデータに基づき算出した平成29年4月入所の一次利用調整における内定倍率は、0歳児で1.7倍、1歳児で2.00倍と厳しいのが現状です。この数字からもわかるように、全ての人が第一希望の認可保育園に入園できるということではありません。一次利用調整に落選し二次利用調整の申請を経て認可保育園に入園した人や、認可外保育園に通う人も少なくないでしょう。

本記事は目黒区で保活を行う方に向けた記事です。(※記事内で紹介する保育園とは断りがない限り、行政から認可を受けた認可保育施設を指します)

今回は、目黒区の利用調整指数についてや、平成29年度4月入園の現状、平成30年度入園における前年からの変更点を解説します。

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目黒区の保育園に入るための利用調整(選考)指数とは?

保育園入園を考える上で重要になってくる指数。 保護者が保育ができない理由、どれだけ保育園での保育を必要としているかということを点数化するものです。 目黒区の利用調整(選考)では以下のように計算されます。

基本指数(父母それぞれ合算)+ 調整指数 = 世帯の合計指数

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目黒区平成29年4月の利用調整状況

目黒区では指数別の内定状況を公開しています。
平成29年4月利用調整 指数別内定状況|目黒区

この資料によると一次利用調整では対象者2322人に対し、1155人の方が不承諾通知を受け取っています。その後二次利用調整も行われますが、一次利用調整だけでみると約50%の方が不承諾となっている状況です。(1155人 ÷ 2322 = 0.497)

その後の二次利用調整では対象者1309人に対し、1148人の方が不承諾となり、こちらは約88%の方が不承諾という狭き門になっています。

目黒区平成29年4月入園の目安点数は40点

目黒区で認可保育園に入りたいなら押さえておくべき「指数」の攻略法でも紹介していますが、指数別内定状況のデータを参考にした目黒区の内定目安は40点。ただし、40点あっても「指数同位だった場合の優先順位」により、内定しない場合があります。

また40点とは例えば「両親ともに居宅外でフルタイムで働いている」という方がそれぞれ20点ずつで満たすことのできる点数です。つまり両親ともにフルタイムで働いているという条件のみでは、確実に保育園に入れるとは言えないのです。

目黒区平成30年4月入園申し込みは前年度から、指数の項目に新設・変更・廃止があります。「指数同位だった場合の優先順位」にも新設があり、よく確認が必要です。

このような状況のため、指数表でご自身の指数を試算した上で、ボーダーラインに明らかに達しない場合や、確実に保育園(認可外保育園等を含む)に入りたい場合は、より視野を広く預け先を考える必要があります。

認可外保育園なども含めて検討したい方は特に、近所のママや地域の方に保育園情報を聞く ことで新しい選択肢が見つかるかもしれません。


▼平成30年4月入園申し込みにおける指数表は以下資料(13ページ〜)にてチェック
平成30年度保育施設の利用についてのご案内|目黒区

▼認可外保育園を含めて検討したい方は、以下の記事もご覧ください。
保育園探し・保活するなら見ておきたい!目黒区の認可・認可外保育園まとめ 
目黒区でおすすめの保育園10選

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利用調整(選考)基準指数の主な変更点

目黒区平成30年4月利用調整(選考)からは、利用調整(選考)基準指数にいくつか変更や新設があります。以下に主な変更点をまとめます。

基本指数の変更

基本指数の変更には、以下のようなものがあります。

①「労働」に関する指数の条件追加
基本指数は、居宅外労働・居宅内労働共に「上記以外の場合(8 点)」が新設されました。 ※ "上記" の具体的な内容は目黒区の以下資料(ⅲページ)でご確認ください。
入園申込みにあたっての注意点|目黒区

平成29年度までは労働を理由に保育にあたれない場合、週3日〜週5日の間の労働について指数が付与されていました。平成30年4月からは新たに週1,2日の労働にも指数が付与されることになります。

②「障害」に関する指数の条件変更
基本指数の「障害」の項目にて、障害者手帳等の度合いの条件に変更が加えられています。以下のように変更されているので、よく確認が必要です。

(これまで)
身体障害者手帳2級以上、精神障害者保健福祉手帳2級以上、療育手帳(愛の手帳)3度以上の いずれかに該当する(20点)

(平成30年4月〜)
身体障害者手帳1級、2級に該当する場合、
精神障害者保健福祉手帳1級、2級、3級に該当する場合、
又は愛の手帳1度、2度、3度に該当する場合(20点)

平成30年度保育施設の利用についてのご案内|目黒区 より
(これまで)
身体障害者手帳3級、精神障害者保健福祉手帳3級、療育手帳(愛の手帳)4度のいずれかに該 当する  (17点)

(平成30年4月〜)
身体障害者手帳3級に該当する場合、
愛の手帳4度に該当する場合(17点)

平成30年度保育施設の利用についてのご案内|目黒区 より


以上の他にも基本指数「介護(自宅介護)」の項目に変更があります。詳しくは目黒区の以下ページで確認をしてください。

利用調整(選考)基準指数の前年度からの変更点について

調整指数の変更

調整指数の変更には、以下のようなものがあります。

①地域型保育について

(これまで)
児童が地域型保育事業を利用している(小学校就学前までの連携施設がある場合を除く) (+2点)

(平成30年4月〜)
児童が地域型保育事業を1ヶ月以上継続して利用している (+2点)

平成30年度保育施設の利用についてのご案内|目黒区 より

②内定を辞退した場合の指数の適用範囲を明示

内定を辞退した場合、翌年度4月入園の一次・二次利用調整まで指数が適用されるよう変更がされました。

(これまで)
内定を辞退した場合 (ー1点)

(平成30年4月〜)
利用内定を辞退した場合
(指数の適用範囲)
利用内定を辞退した入所月の年度内における利用調整時、 及び翌年度4月一次、二次における利用調整時に適用する(−1点)

平成30年度保育施設の利用についてのご案内|目黒区 より

指数同位だった場合の優先順位づけにおける変更

目黒区の指数同位だった場合の優先順位は1位から区内在住者、2位ひとり親世帯・・・と続きます。平成30年4月からは、6位、7位、9位は新設された優先順位のため、確認をしておきましょう。

1 区内在住者
2 ひとり親世帯
3 基本指数上位者
4 新規申込者(兄弟姉妹と同一園を希望する場合含む)
5 区内保育施設(区が利用調整する施設等及び区内の東京都認証保育所)に週5日かつ1日7時間以上勤務する育児休業中(各年4月の 利用調整においては、地域型保育又は東京都認証保育所の卒園児に関して育児休業中以外の場合を含む。)の保育士又は看護師であっ て、当該児童の入所月の翌年度末まで区内保育施設において保育又は看護業務に継続して従事するもの
6 年齢上限のある区が利用調整する施設等を利用している卒園児(卒園児4月のみ) 
7 保護者が身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳のいずれかが交付されている 
8 介護・看護(基本指数の類型番号4に該当する者)
9 保護者のいずれかが長期単身赴任又は長期入院、及び常時病臥 
平成30年度保育施設の利用についてのご案内|目黒区 より

 

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