江戸川区の保育園を探すにあたって、1つの目安になるタイミングが4月。年度が変わり1つ学年があがるこのタイミングこそが、保活をする人々にとってはまさに正念場。

江戸川区の平成29年度4月の保育園入園時点での待機児童数は420人と、保活をする身としては決して無視できる数値ではありません。江戸川区も待機児童問題に対応するために以下のような対策を講じています。

  • 保育施設を新設、保育定員の拡大
  • 認可保育所、小規模保育所、事業所内保育所の整備
  • 私立幼稚園における長時間の預かり保育(区独自の補助制度適用)
  • 私立幼稚園における正規の教育時間(9時~14時など)前後に在園児を預かる「預かり保育」の実施
  • 保育士確保のため処遇待遇や資質向上に向けた取り組みの実施
  • 0歳児のお子さんへの保育ママによる保育の実施(昭和44年から続く江戸川区独自の制度)

様々な取り組みで待機児童問題をなんとか解決しようと行政も努力を続けていますが、厳しい現状があるのも事実です。だからこそ、我が子を希望の保育園に入園させるためには、保護者の行動力が鍵になってくるのです。

この4月に向けてやれる準備はとにかくやっておきたい。そんな方に向け、江戸川区で認可保育園に4月入園するためにやっておくべき準備をまとめました。近所のママと相談しながら準備を進めることも重要です。

 

江戸川区の状況について

江戸川区の認可保育園の入園決定率(倍率相当のもの) 62.6%

数年前に70%程度あった入園決定率は年を経るごとに低下している。他区の平均とくらべても10%近く低く保育園への入園は非常に厳しい状況にあります。

江戸川区の認可整備率  88.6%

認可整備率とは認可・認可外を合わせた全体の定員に対する認可保育施設・事業の定員の割合のことをいいます。90%近くの保育園が認可となっております。この数値が高いかというと「保育園を考える親の会」の2016年度版のデータによると調査対象の100市区の平均よりは低い数値となっています。

その他の江戸川区の動き

江戸川区でも新設の保育園などの整備を急ピッチで進めています。ただ、仕事や子供のことを考えると整備をまつことができないのが実情というもの。保育園に入るためのステップをしっかり学んで、保育園入園を掴んでいただければと思います。

保育園探しはスピード勝負!何から対策を進めればいい?

今回は、入園に向けて行うべき準備を順番にご紹介していきます。基本的なプロセスは最も激戦と言われる1歳児での入園も、0歳児での入園も変わりありません。

ただし江戸川区の場合、0歳児の入園申し込みは生まれてからでないと難しいことが想定されるため、生まれるタイミングによっては0歳から預けられないことも。

このあたりは、記事後半の「0歳児のタイミングから入れてしまうという手も」という章で補足していきます。まずは準備のプロセスを見ていきましょう。

①江戸川区の「保育園リスト」を作成しよう

まずはじめは、近くの江戸川区の保育園を認可・認可外を種類ごとにリストアップしていきます。リスト上でチェックしておくべき項目は以下の通り。

  • 保育園の名前
  • 見学の日時
  • 保育園のURL
  • 電話番号(見学予約の電話するために)
  • 保育時間、朝と夕の延長時間と条件
  • 定員
  • 駅から徒歩何分か
  • 自宅から徒歩何分か
  • 保育料(認可外の場合)

とにかく通えそうな保育園はしらみつぶしに見学予約をすることをおすすめします。おそらく調べるとそれなりに数が出てくるでしょうが、そこはお子さんのことを考え、時間が許す限り自分の目で善し悪しを見極めていきたいところです。

実際に見学をして感じた印象や、善し悪しといったところはリストに追記しておきましょう。

また、SNSなどで保育園の評判を調べておくのも1つの手。地域限定のオンライン掲示板で、近所の保育園の評判をチェックしてみてはいかがでしょうか。

下記のような個別の保育園の口コミも載っていたり、質問をすると近所の方がこたえてくれるそうです。

保活情報集めてます。知人から聞くと今井保育園は評判もいいみたいですね。経験豊富な先生が多く安心して預けられます。ただ... | マチマチ

②江戸川区における世帯の指数が何点か確認

認可保育園の選考において最大の壁となる「指数」。数字が高ければ高いほど入園の可能性が高まるこの指数ですが、まずは江戸川区が公表している資料をもとに自分の指数を計算してみましょう。

世帯指数の算定式

父 基準指数 + 母 基準指数 + 調整指数 =世帯の合計指数

※ひとり親の場合は基本指数が無条件で50点追加

まず基準指数とは、保護者の就業・疾病・介護等の、保育を必要とする主な状況を項目、点数化したものです。

この基準指数に、さらに細かな家庭の状況(経済的観点など)を加味する調整指数を加減点し、世帯指数を算出します。詳しい細目は江戸川区から案内されている資料をご覧ください。

世帯指数詳細:平成30年度版 認可保育施設入園のご案内

 

 

また、同じ指数の世帯がいることも大いに考えられます。その場合以下の基準を比較し、総合的な判断で入園の優先順位が決定されます。

  • 区内在住者(転入予定者を含む)
  • 新規入園優先(転園の場合は理由による)
  • 利用者負担額(保育料)滞納の有無
  • 保護者のいずれかが単身赴任等のため入園以降長期不在
  • 保育が困難となる時間(勤務時間+通勤時間等)
  • 日中(7:30 から 18:30 まで)の就労時間(実績の有無)
  • 祖父母の状況(手助けを得られる環境にあるか)
  • 保護者の収入
  • 就労実績の有無(3か月の収入実績を基に判断)
  • 16歳未満のお子さんの数

※上記の並びは優先順位ではありません。  

保護者の働き方などの状況を一旦整理しなければ、指数の算出は難しいもの。保活の進行に大きく関わる指数だからこそ、世帯の状況をきちんと把握することが重要です。さらに、申込時と入園時の世帯状況が変わっていると内定取消や退園に繋がるなんてこともあるそう。必ず状況が変わった場合は区役所保育係に連絡を入れ、適切な対応について指示を仰ぎましょう。

<窓口>

江戸川区子ども家庭部保育課保育係(本庁舎2階5番窓口)

住所…〒132-8501 江戸川区中央1-4-1

TEL…03-5662-0066(直通)

受付時間…8:30~17:00(土・日曜日、祝日、年末年始を除く)

近所のママに相談してみる

③江戸川区の保育園の倍率・合格最低点を把握する

自分の指数に加え、入園のボーダーライン・倍率を確認しておくことも、保活における重要な情報収集となりえます。また、お住まいの区が激戦区であっても実は隣の区であれば入園可能ということも。ただ、基本的にはその区の住民が優先される仕組みになっているので注意は必要です。

江戸川区では、具体的な入園倍率や合格最低点は発表されていませんが、電話で問い合わせは可能です。入園希望の園を伝えると、その園の申し込み数と合格者数を教えてくれます。窓口に問い合わせたところ、駅から近い園や延長保育ができる園などは人気が高く、100点あっても入れないことがあるとの回答もいただきました。

また、江戸川区の待機児童の現状はかなり厳しいものがあるようです。

待機児童の現状と対応策

平成30年度 保育施設一覧

 

待機児童の現状の資料では、保育所申込数が4,841だったことが示されています。それから、平成29年度4月認可保育園(区立・私立)の定員・募集数資料で募集数が3,357だったことを鑑みると、認可保育園への申込が叶わなかった人がいるのは事実。同じく待機児童の現状の資料では、平成29年度の待機児童数が420と出ています。このことから、約1,000人くらいの子どもたちが、認可保育園以外の保育施設を選んだことが想定されます。保育料が高い保育施設等を利用するとなると、家計への負担も気になるところ。やはり、倍率に関わる申込者数と合格者数の把握も、保育園選びの重要な情報と言えそうです。

近所のママに相談してみる

④江戸川区の保育園の担当課への相談が1つの鍵

「保活でわからないことがあっても、身近に相談できる人がいない」ということも少なくないかもしれません。江戸川区では、保育に関わる相談を子ども家庭部保育課保育係にて受け付けています。保活で分からないことや不安なことがあれば以下窓口を利用しましょう。

<窓口>

江戸川区子ども家庭部保育課保育係(本庁舎2階5番窓口)

住所…〒132-8501 江戸川区中央1-4-1

TEL…03-5662-0066(直通)

受付時間…8:30~17:00(土・日曜日、祝日、年末年始を除く)

 

他にも、子どもと家庭に関するあらゆるお悩みごとを専門家に相談できる「子ども家庭支援センター」もあります。講座や情報提供なども行ってくれるので、子育てで心配なことがある時は活用してみては? 

<窓口>

子ども家庭支援センター

住所…江戸川区瑞江2丁目9番15号

TEL…03-6231-8120

受付時間…9:00~17:00(月曜日~土曜日、日曜・祝日・年末年始は休み) 

 

区の担当者への相談のほか、困った時に助けてくれるのは意外と近所に住んでいる先輩ママかもしれません。そんな時は近所の先輩ママに相談してみてはいかがでしょう。

⑤江戸川区の新設園も忘れずにチェック!

また、見学こそできないもののしっかりとリサーチをしておきたいのが新設園。保育方針や評判なども未知な状態での申し込みとなるので、敬遠する人もいますが、新設園は比較的入りやすいとも言われています。

江戸川区では待機児童対応策の一環として、新設園の整備を進めています。平成29年4月には12施設の新設園が開設されました。さらに、平成30年4月に19の新設園の開設が予定されています。11月の入園申込開始前に入園説明会もしくは説明を受ける機会が設けられるとのこと。原則入園申込には入園希望園の説明を聞く必要があるため、日程の調整をつけて参加するようにしましょう。新設園の情報や説明会の情報は以下をご参照ください。

保育施設の開園について(平成30年4月1日)

また、29年度4月に新設された園の情報は、案外近所の方が詳しいなんてことも。気軽にSNSで質問してみるのも情報収集に繋がるかもしれません。

近所のママに質問してみる

 

新設園を選ぶメリットとして考えられるのは、園舎が新しさや、保育士さんと一緒に園の雰囲気を作っていける等が挙げられます。ですが、やはり不安を抱かれる方もいらっしゃるでしょう。江戸川区では、ほとんどの園で説明会が行われるので保育方針等を聞くいい機会になると思います。

また、希望数の最大値に達していない場合や、新設園だからといったところが気にならない方にとっては、通りやすさもあるので申し込むことを検討してみてください。

 

⑥江戸川区の保育園の申し込み方法・時期を確認

しっかり準備をしていても、申し込み時期を過ぎてしまって努力が水の泡に…なんてことも。申し込み時期はしっかり把握して、必要な事務書類、提出先をチェックしておきましょう。申し込みは基本的に窓口への訪問が必須。土日祝日は窓口が空いていないことが多いので要注意です。

 

まず、申込に最低限必要な書類を押さえましょう。

  1. 支給認定申請書+保育施設入園申込書
  2. 家庭状況書
  3. 父母の保育が困難であることを証明する書類(保護者全員分)

また、申請には本人確認のためマイナンバーが必要です。この他必要な書類は世帯ごとに異なるため、以下資料をご確認及びダウンロードをしてご活用ください。 

必要書類一覧:平成30年度版認可保育施設入園のご案内

ダウンロード:申請書ダウンロード 誕生・子ども・教育
 

申込書類が用意できたら、提出しましょう。提出期限を過ぎてしまうとチャンスを自ら失ってしまうことになるので、期限ギリギリにならないようできる限り早めに提出するよう心がけましょう。以下は、平成30年4月入園のスケジュールです。参考までにご覧ください。

 

<江戸川区平成30年4月入園申込スケジュール>

■1回目■

受付日時:平成29年11月1日(水曜日)~8日(水曜日)

受付対象:【私立1回目】第一志望が私立保育施設で1~5歳児の申し込み

提出先:第一希望の私立認可保育施設

結果通知:平成29年12月16日(土曜日)

 

■2回目■

受付日時:平成29年12月16日(土曜日)~23日(土曜日・祝日)

 

受付対象:【区立・私立2回目・区立延長保育】区立保育園の1~5歳児/私立の保育施設の0~5歳児の申し込み

提出先:区役所保育課保育係(2階201会議室)もしくは入園を希望する私立保育施設・区立保育施設

結果通知:平成30年2月17日(土)※郵送通知のみ

 

江戸川区の入園申込は2段階に分かれています。1回目は私立認可保育園の1歳~5歳にしぼった入園申込の受付期間です。ここで内定をもらい健康診断・面談等を受け問題がなければ入園になります。残念ながら不承諾の連絡が来た場合は、2回目の区立保育園の1~5歳児と私立の保育施設の0~5歳児の申込での利用調整にそのままスライドします。 

1回目の選考と違う点は0歳児の申込もできること。私立で0歳児保育をしている園を希望されている方はここではじめて希望を出せるようになります。また2回目の申込期間は、夜間休日受付が利用できます。

 

さらに、この日程に最終利用調整が加わります。最終利用調整が適用されるのは

  • 定員を満たしていない
  • 急な退園届が提出された

などの理由で募集枠に空きのある保育施設。この期間であれば、希望園変更届を提出することもできます。

 

受付日時:平成30年2月23日(金)まで

提出先: 区役所保育係又は第 1 希望の保育施設

結果通知:平成30年3月10日(土)

 

スケジュールと必要書類をきちんと把握して、抜かりのない保活を進めましょう。 

0歳での入園を検討してみる

保育園の定員は、各年齢ごとに決まっています。0歳児より1歳児の方が、入園の倍率がやや高い傾向にあるので、受け入れてくれる保育園があれば、0歳の時点で入っておくというのもひとつの手。

江戸川区では申込期間内に出生届が提出できない場合、区役所保育係へ相談するよう案内が出ています。また0歳児保育は区立保育園にはなく、私立保育園の一部のみの実施となっています。育休明け等で0歳での入園をお考えの場合は、少々倍率も厳しくなることを想定したほうがよさそうです。

0歳児を預けるのが少々難しい江戸川区ですが、昭和44年から続く独自の「保育ママ」制度で、0歳のタイミングでも保育を受けることは可能です。

保育の必要性がある世帯の、健康な生後9週(57日)目から1歳未満(4月1日が基準日)のお子さんを対象としています。基本時間は8:30~17:00で延長保育にも対応しています。月額費用は雑費を合わせて17,000円。ミルク・お弁当・おやつ・オムツ・着替え等は持ち込みが必要です。保育ママ制度の詳細は以下の資料もご覧ください。

保育ママ制度のご利用案内 

 

保育士や幼稚園教諭などの資格もしくは子育て経験を持っている、保育や育児への熱意に溢れた区認定の保育ママによる、家庭的な保育も検討してみてはいかがでしょうか?

 

江戸川区での保活は、スケジュール把握が特に難しい印象を受けました。また、倍率などの情報も自分から動かないと入手できないので、受け身の姿勢では保活がなかなか上手く進まないことも考えられます。

4月入園に向け、やっておくべき準備は結構な分量。1次申し込みの時期や我が子の面倒を見ながらすすめることを考えると、情報収集も必要書類の提出も早いに超したことはなさそうです。4月に希望する園に入園できるよう、入念に準備をしていきましょう!

自治体公認のサービスで近所の方と保育園情報の交換をしてみよう

渋谷区、豊島区など首都圏の自治体が導入を決めているご近所SNS「マチマチ」。マチマチは、近所の人たちと様々な情報を交換することができるサービスです。ユーザーの中には、保育園・保活情報を交換し合う方もいます。例えば下記のように個別の保育園の口コミ情報が掲載されていたり、質問することが可能です。ぜひ利用してみて下さい。

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